夜間の発掘作業 岩を削る
2014-09-20
ケイブカフェの営業も終わった夜7時。
洞窟内に「ガガガガガ・・・」という大きな音が響き渡りました。
実は、サキタリ洞(ケイブカフェ)発掘作業の一環です。
2万年前の貝器が発見された調査区の真ん中に大きく居座る岩。
岩の周辺を掘り進めると、そのうち岩が倒れてくる可能性がでてきます。
掘っている人の安全、そして貴重な調査区を保護するために
この岩を取り除かなければならないのです。
作業開始から3時間が経過、、、
土の上から出ている岩の大きさをみると、
だいぶ削られたのが分かるのではないでしょうか。
発掘作業は竹串やハケを使った細かく丁寧な作業だけでなく、
時にはこういった事も必要なんですね。
でも、ただ岩を削ったり割ったりすればいいというわけではありません。
すぐ傍に貴重な古代からのメッセージが残されているかもしれません。
全ては慎重に行われています。
ちなみに、削岩作業が夜間行われたのは、
昼間、カフェで寛ぐお客様のことを考えてのこと。
大きな音が出てしまう作業は営業後にと配慮していただける
発掘関係者の方に毎回感謝です。
さぁ、このあとはどう掘り進めていくのでしょうか。
毎日、気になることが続きます。
~ガンガラーの谷 漢那~
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