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遺跡発掘について
遺跡発掘について
谷に秘められた
港川人のライフスタイル
1970年にガンガラーの谷から約1.5km離れた石灰岩採石場で約2万年前の人骨が発見されました。4体分の全身骨格(成人男性1体、成人女性3体)からなり、港川人と呼ばれています。彼らは研究のため東京大学総合研究博物館に保管されていましたが、2007年に沖縄県立博物館・美術館が新たに開館したことを機に、4体のうち2体が沖縄に戻ってきました。
同時に、沖縄県立博物館・美術館が中心となって港川人に関する新たな調査研究もスタートしました。彼らが何を食べ、どのように食料を確保し、どんな場所で暮らしていたのかなど、まだ明らかになっていない日常生活の解明を目指しています。
ガンガラーの谷は港川人が発見された場所から近く、洞窟があり近くに川が流れているなど、旧石器時代の生活場所として最適であることから、2007年から調査対象となりました。