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【発掘】3万年前のカニのツメ

2017-11-18

こちらは、サキタリ洞(ケイブカフェ)の
調査区Ⅰから取り出されたものたちです。
2009年から行われているサキタリ洞の発掘調査ですが、
これまでに、カニのツメやカワニナなどが大量にみつかりました。

「今年もカニツメ出てるよ~」
と東京国立科学博物館 研究員の藤田博士が教えてくれました。

藤田博士が指さす三万年前の地層をよくみてみると、

ありました、モクズガニのツメ。
周りからは炭も見つかっています。
サキタリ洞の発掘調査でよく発見されているモクズガニは
生では食べることができないため、
古代人はカニを熱っしてたべていただろう、と考えられています。

先日のガンガラーの谷ツアーでは
タイミング良く調査をしていた藤田博士が
ツアー参加のお客様に直接お話しをしてくれました。

現在、掘っているところ(調査区Ⅰ)は
すでに3万5千年前の地層まで到達しています。

まずは、「どのくらい前まで人がいた痕跡があるかを調べてみたい」
という思いがあるようですが、
「掘り進めていると貴重なものが次から次へとでてくるので、
なかなか、一気に進められないんだよね。」
と語ってくれた藤田氏。 

実際に、昨年公表された世界最古の釣り針(2万3千年前)は
2012年に見つかっていました。
しかし、すぐにその事実を公表できるわけではありません。
釣り針があるということは、
「釣っていた魚があるはずだ」ということで、
掘り出した土をすべて洗い、
細かい動物の骨を取り出す作業を行ったのです。
「とても時間がかかったけれど、
その甲斐あって、ブダイなどの骨が見つかったんだよね。」
と嬉しそうに語ってくれました。

いつも忙しい合間をぬってお話しをしてくれる藤田博士の記事を
下記サイトでご覧になれます。
◆海洋政策研究所 Ocean Newsletter
https://www.spf.org/opri-j/projects/information/newsletter/backnumber/2017/400_3.html

ケイブカフェにはサキタリ洞の発掘調査を紹介した書籍もありますので、
お立ち寄りの際はそちらもぜひご覧ください。

~ガンガラーの谷 漢那~

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