発掘は甘くないもんだな~
2011-08-02
コレ、覚えていますか?
以前、紹介した発掘隊の前に現れた調査の壁、フローストーン。
この下に約2万年前の地層が潜んでいる!!
ということで、フローストーンを砕く作業が開始。
調査員が毎日ガツンガツンと石を割っていたのですが、、、
いつのまにかフローストーンがなくなり、土がみえていました😳
写真をよーくみると、、、
奥に調査員の頭がみえてますね。
すっぽり入れるくらいの穴が奥にあります。
フローストーンが割られた手前側の調査も気になりますが、
奥もなんだか気になりますね・・・・
ところで、昼休みを利用して
「何かでましたか~??」
と発掘を覗きにいくと、
いつもツアーの時にも解j説をしてくれる藤田さん(沖縄県立博物館・美術館)が
「カメノテがでてきてますよ~!」
とご機嫌♪
カメノテ→亀の手と想像した方!
あの浦島太郎の亀ではないですよ。
ミョウガガイ科の仲間です。
カメノテ。
海の生き物がココから見つかれば、
もしかしたら、人が持ち込んだものではないのか??!
生活の痕跡か?!
と期待が高まる調査員。
今日のブログはカメノテだな😉
と私も気合を入れて、調査終了後に
「カメノテみせてください!!」
と声をかけると、衝撃の言葉がかえってきました!
「実は、、、、カメノテじゃなかったんです。。。。」
「え~!じゃぁなんだったんですかぁ😳」
「カニの爪のようです。」
今でもこの近くの川にいるようなカニかもしれないということで、
調査員も少し落胆模様。
ちなみに、実際に出てきたカニの爪。
これを何故カニノテだと思ったかというと、、、
土の中から姿を出したときはこんな感じだったそうです。
えーっと、
何がちがうんですか??
何がどう違くて、どこがどうみたらカメノテでカニの爪なのか、
普通はさっぱり分からないですが、
藤田さんは熱弁してくれましたよ。
「ほらっ、土でカニの爪(はさみ)の付け根が土で隠れてこの角度で見えていたら
カメノテにみえるでしょ~!!!」
土から少し姿を見せたときの期待と興奮。
ようやく掘り出して期待と違った時の衝撃。
発掘、そんなに甘くないんですね~😰
まぁ、そんなこともありますが、調査員みんな笑ってました😄
色んな出来事があるからこそ、
何かを見つけた時の喜びがひとしお大きいんですよね♪
明日はどんな発見と出会えるかな😍
発掘、8月7日まで!
発掘好きの方必見
大城逸朗先生と行く 港川人発見の旅 バスツアー
~ガンガラーの谷スタッフ 漢那~
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