発掘隊の前に現われた壁
2011-07-28
いい天気だ❗
洞窟も湿気が少なくて、とても居心地がいいですよ。
そんな、7月28日木曜日。
ケイブカフェでの発掘も着々と進んでおります。
ケイブカフェの発掘現場を個人的に潜入してきました😄
発掘者の藤田祐樹氏(沖縄県立博物館・美術館)が一点を見つめいます。
実は、、、今朝、
発掘隊の前に大きな壁が出現したのです💦
その壁とは・・・
何だか分かります??
よ~く観ると、岩のような表面が土に浮き出ていますよね。
これ、実はフローストーンというもので、
床の表面に薄くおおいかぶさったような鍾乳石なんです。
洞窟の天井にある鍾乳石から垂れてきた水滴が
長い時間をかけて床にフローストーンをつくったんですね。
さて、ではこのフローストーン、何が問題か?!
このフローストーンの下に発掘者が追い求める古代の代物が潜んでいるのです。
見た目はただの岩のようですが、
鍾乳石なので、硬いんです😰
これまでの調査から、このフローストーンの下に何かがある!!
しかも、それは2万年近く前の何かかもしれない!!
ということは分かっているだけに、
すぐに到達できないことが、とてももどかしい発掘隊。
工具の鶴嘴(つるはし)では砕けず、
砕岩機を用いての調査が開始されています。
聞いているだけで汗の出るお話ですよね。
フローストーンは隊員にお任せして、、、
発掘ででてきたものも見せて頂きましたよ~。
イノシシの奥歯。
3つの歯が連なっているのかと思いきや、コレで1つだそうです。
土器の欠片。
左側は黒くなっていますよね。
これは炭がついていて黒くなっているんです。
人が燃やしたのか?燃えたのか?
裏返すと右のように茶色くて少し縦の模様が入っていました。
炭がついているので、それを調べれば年代測定ができるんですよ❗
ガンガラーの谷ツアーの出発地点で発掘が行われているので、
藤田さんからのお話も聞く事ができて
お客様も大興奮。
しかも!
今日からゴール地点の武芸洞も掘っています!
武芸洞では発掘隊 の山崎 真治氏(沖縄県立博物館・美術館)が
お話をしてくれました♪
みなさん、一生懸命調査をしているので、
毎回、発掘隊のお話を聞くことができるわけではないのですが、
今日は2回も発掘隊の生のお話が聞けてラッキーなツアー!!!
お子さんも隊員の話に釘付けです😍
発掘、8月7日(日)までです。
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